Guide

guide-map

重要文化財 願泉寺本堂

寛文3年(1663)に、再建された浄土真宗本山級の本堂で、格式・規模ともに大阪を代表する重要文化財建造物と言えます。
大工棟梁は、三ツ松村(現貝塚市三ツ松)出身の岸上和泉守貞由と伝わり、貝塚寺内や近隣の人々から寄進を受けて建設されました。
桁行(幅)27.8メートル、梁間(奥行)27.0メートル、屋根は入母屋造、本瓦葺で、正面に向拝を備えています。
内外陣境の欄間には、、中国の説話「二十四考」を題材とする生き生きとした彫刻が施されており、内陣の色彩豊かな天井絵や各所にあしらわれた数々の木彫とともに、装飾性に富む本堂建築の見どころとなっています。
また、外陣周りの建具には蔀度(しとみど)が採用されており、古風な一面を窺うことができます。
平成大修復により、ほぼ全面的な改修・屋根瓦の葺替が行われ、宝暦11年(1761)の親鸞聖人五百大遠忌の際の姿が復元されました。