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みなさま、ようこそ願泉寺へお参り下さいました。
寺内町として知られる貝塚の中心寺院として、また”ぼっかんさん”として親しまれております願泉寺は、天正11年(1583)より2年間、本願寺第11世顕如上人をお迎えして、浄土真宗の本山となった由緒ある寺院でございます。
浄土真宗の開祖親鸞聖人の教えは、このわたくしが阿弥陀如来の本願力に救われて、安心のうちに力強く生き抜き、浄土に生まれ変わり仏とさせていただく教えでございます。今、幾多の困難にも立ち向かった先人に改めて思いをいたし、その責任の重さを感じながら、当寺が人々の心のの拠りどころとなれるよう、努力精進してまいりたく存じております。
合掌   第17世住職 卜半了顕





History

奈良時代

僧行基
貝塚に草庵を開く。

応仁年間1467~69

本願寺第八代蓮如上人

紀泉地方を教化する。

天文14年1545

右京坊了珍を根来寺より迎え真宗道場の住持とする。

天文19年1550

貝塚草庵を再建する

本願寺第10代証如上人より弥陀尊像を下付される。

天文24年1555

貝塚道場

大坂本願寺より寺内にとりたてられる。

天正5年1577

織田信忠軍、貝塚に来攻

貝塚寺内焦土と化す。

天正8年1580

板屋道場が再建される

顕如上人一行 大坂本願寺を明渡し、紀州鷺森へ。

天正11年1583

本願寺が紀州鷺森から貝塚へ移転する

顕如上人一行が貝塚へ移られ、これより二年余り貝塚道場は浄土真宗の本山となる。

天正12年1584

豊臣秀吉が貝塚寺内に禁制を授ける

天正13年1585

本願寺が貝塚から大阪天満へ移転する

慶長12年1607

本願寺第12代准如上人より「願泉寺」の寺号が下付される

慶長15年1610

徳川家康が願泉寺に黒印状を下す

これにより卜半家が領主として貝塚寺内を支配することとなる。

寛永13年1636

寛永寺より金凉山真教院の山院号が下付される

寛文3年1663

現本堂が再建される

大工棟梁 三ツ松村 岸上貞由。

延宝7年1679

表門が再建される

享保4年1719

太鼓堂が建立される

明治4年1871

貝塚寺内上知される

平成5年1993

本堂他5棟が重要文化財に指定される

平成16年~23年2004~2011

平成大修復工事が行われる

平成23年2011

親鸞聖人750回大遠忌法要

平成大修復落慶法要 厳修。